育脳シニアピアノレッスンの教科書　青梅支部　保科陽子です

不要なルーティンや過剰なタスクは

「やらない！」と手放して身軽になる

人生は有限です。年齢を重ねると、「いつか終わりがくる」という実感は増していきます。

さてあなたは、限りある人生を、無駄なことや不本意なことに費やしていませんか？若いころは「やりたくないこと」「気が進まないこと」にあえて取り組むことも必要でした、けれどシニアの方は、有限な時間を、不要なことに使っている暇はないはずです。

有限な時間と体力を正しい方向に使って、心身の健康と幸福を追求するために、「やらないこと」を明確にしておきましょう。

【目次】

自分の軸をしっかりと確認する

あなたの人生の主役は、あなた自身です。

これまで「家族のために」「会社のために」など、何かのために時間を費やしてきた人も、これからは、あなた自身のために時間を使えるときです。

あなたが本当にしたいこと、心惹かれることを見つけるためには、人の意見や期待に振り回されることなく、自分の信じる道を進むことが大切です。自分自身を尊重し、自分の人生の主役であることを忘れないようにしましょう。

過去の失敗や後悔にとらわれない

誰にとっても、過去の失敗や後悔はあります。忘れられない失敗や、やり残したことにとらわれていると、新たな成長や幸福を妨げることになります。過去を振り返り、さらに成長しようとすることは大切ですが、後悔や自責の念にがんじがらめになるのではなく、その経験から学びを得て、未来に向けて前進することに集中しましょう。

時間管理は余裕をもって

現役時代に、忙しく毎日を過ごしていた方ほど、その習慣が抜けず、毎日びっしり予定を詰め込んでいるようです。

社会参加や仲間との交流など、活躍の場が多いのは良いことですが、無理な時間管理は、いずれ体調にも悪影響を及ぼします。

「自分さえがんばれば」「睡眠時間を削ればなんとかなる」という考えは手放しましょう。

シニアの方々は、予定や責任を引き受けるときは、自分自身のペースや体力を考慮するようにしましょう。

ときにはネット情報からも距離をとる

インターネットやソーシャルメディアは情報を手軽に得ることができる便利なツールです。ただ、過激な情報やネガティブな情報に引き寄せられることもあります。また、SNSなどで輝いている人を見ることで「自分も頑張らないと」と焦りを感じてしまう方もいます。「日曜日はPCを起動しない」「21時以降はSNSは見ない」など、ときには情報を遮断するようにしましょう。